一応竣工。随時追加工事します。

音楽を正しく学んだことのないおじさんが、仕事と職域団体の会務と宴会と家庭生活の合間に見つけた時間でする練習を「出来るだけ苦労少なく要領の良いものにしたい」と懸命に愚考してきた履歴の独白です。
間違い・勘違い、全てご容赦を願います。

大人になってからの
ピアノ練習
理論やジャズ感












大人になってからの
ピアノ練習
理論やジャズ感

















大人になってからの
ピアノ練習
理論やジャズ感
NO 1 テンションノートへの驚きと憧れ
NO 2 ♭7とMaj7の違い
NO 3 マイナー7コードと♯9コード
NO 4 音痴の確認(目と頭でする音楽)
NO 5 右手のノートと左手和音の選択
NO 6 右手のノートと左手和音の選択 その2
NO 7 左手のタイミング その1(コピー譜は右手だけ)
NO 8 左手のタイミング その2(2拍裏と4拍裏の左手バッキング)
NO 9 メトロノームを2拍と4拍で聴く
NO10 メトロノーム中毒
NO11 「メトロノームの2拍と4拍で弾けること」と「真のアフタービート感の獲得」
NO12 何故9Thは2度ではないの〜?
NO13 左手の5度は省くのが原則、何故なの?
NO14 ジャズ独特のスケール
NO15 メジャー&マイナー・スケール
NO16 スケールと左手のヴォイシング
NO17 スケールの練習と使い方
NO18 U7・Z7とリディアンセブンス・スケール
NO19 X7とオルタード・スケール
NO20 スケール練習を役立てるための確認作業
NO21 スケール練習の奨め
NO22 もう一度テンションノートへ
NO23 フレーズ練習
NO24 フレーズ練習を役立てるための確認作業
NO25 ブルースのW7とUXのX7の違い
NO26 ブルースフィーリングと音感&ピアノを弾く技術
NO27 ブルースとブルース進行(形式)とブルーノートとブルージー
NO28 コードの機能を知る
NO29 U→Xのフレーズ練習と単語帳
NO30 シンコペーションの苦悩
NO31 拍が数えられない
NO32 拍が数えられない(シンコペーションの苦悩)
NO33 装飾音とアプローチノート
NO34 ハーモニーの練習
NO35 両手でのバッキング
NO36 イントロとエンディング
NO37 バップ・フレーズ
NO38 バップ・フレーズその2
NO39 「跳ねすぎ」の矯正
NO40 遠くの着地点を意識する
NO41 テーマとコード進行を暗譜する
NO42 楽譜を楽譜立てに置かない
NO43 バラッドを3連譜で数える
NO44 バラッドは1拍を2で割って、更に3で割る
NO45 バラッドは1拍を自在に譜割りする
NO46 「ジャズは突っ込む」という思い違い
NO47 コード進行の音の流れを考える その1 U→X→T
NO48 コード進行の音の流れを考える その2 ノートの説明をする
NO49 コード進行の音の流れを考える その3 サウンドを覚えよ
NO50 選曲ー歌ものとインストもの
NO51 テンポ・アップ  その1 テンポ140まで
NO52 テンポ・アップ  その2 テンポ180まで
NO53 テンポ・アップ  その3 テンポ200以上
NO54 テンポ・アップ  その4 まとめ
NO55 ダイアトニック・コード
NO56 ダイアトニック・コード その2
NO57 マイナー・ダイアトニック・コード
NO58 マイナー・ブルース・スケール
NO1 テンションノートへの驚きと憧れ
1年目 17歳頃からレコードでジャズを聴いていた。が、初めて生演奏でのジャズピアノを聴いたとき、その独特の不協和音(と、そのときは感じた)にゾクっときた。早速「その音は何か?」と尋ねて、テンションノートなる言葉を初めて耳にした。そして超有名な1・3・♭7・♯9の抑え方を習って帰った。ジャズピアノへの最初の一歩だった。1・3・5度はギターで知っていた。♭9はどれ、13はこれ、♯11は難しいな。考えていくと面白い。右手は憶えているメロディーをそのまま弾いて、左手だけテンションノートの入った和音を弾く、それだけですごくジャズの香りがした。ジャズピアノとの1年ほどの蜜月だった。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月18日記
NO2 「♭7とMaj7の違い」を知る
1年目 ♭7ThコードとMaj7は絶対に間違ってはいけないよ!。そう言われて戸惑った。どう違うのだろう。どちらも素敵なサウンドだのに・・。ロックベースを弾いていたときに、♭7の音は知っていた。だけどMaj7なんて意識したことがなかった。Maj7の記号は「無視していい印だ」と憶えていた。ジャズピアノを始めて半年目に「♭7ThコードとMaj7は絶対に間違ってはいけない」と教わったのが、「コードの機能」を意識するキッカケになった。UXT進行、メジャーコードとマイナーコードの差違化のためのV音の必須性などの基本すら未だ見知らぬ世界だった。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月18日記
NO3 マイナー7コードと♯9コード
2年目 キーFで「聖者の行進」のバッキングをした。1〜4小節のFをFm(正確にはFm♭7−5)で弾いたら「良いサウンドを得た」と思った。喜んで弾いていたら「違う!」と指摘された。「なんでいかんの?。ブルージーじゃん」。「ブルージーにしたいならF♭7Thコードにしなさい」と助言された。「僕の思っていたサウンドではない。何故Fmではダメなんだろう?」と、そのときは訝った。翌年(3年目)に「私がイメージしていたサウンドはF♯9だ」と分かった。はじめた頃は自分の音感に素直だった。自分の気持ちの良い音を鍵盤上で探していた。”音感の間違いの指摘”によって自身の音感の欠如を認識した。それは否応なく、自分の音感の自己否定に連なり、理論書など教本乱読のきっかけとなった。最近、”当時の私と全く同じ思い違いをしている中年初心者ピアノ”に出会った。ブルース曲をマイナーコードで押さえて、マイナーブルース・スケール一発で弾いている。現在の私には違和感のあるサウンドだが、非音楽的と否定するものでもない。「青春時代にグループサウンドのギターをしていた」と伺った。「同世代の人達の共通した音感なのか?」と思い”ひとりごちた”。彼の音楽は否定せず、「全く新しいジャンルとしてブルースを捉える」ように薦めてみた。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月18日記
NO4 音痴の確認(目と頭でする音楽)
3年目〜6年目 トニックは1.3.5と弾かないで3・6・9と弾くんだよな。でもずっと3・6・9と弾いていると、私は調整感を失う。歌えない。だんだん調子外れになってくる。好きだと思って始めたテンションノートやジャズの響きが段々と苦痛になっていた。自分の音感と指導されるサウンドとのギャップ、音痴の認識、3年目に自分の音感に対する苦悩が始まった。聴音訓練の真似事を試してみたり、絶対音感のある人の真似をして音名で歌ってみたりしたが、全然ダメだった。せめて”曲の原調での音名”で歌えないかと試したが、曲中に転調があれば”たちまちに私の耳は調性が移調する”。結局「目でする音楽」「目と頭でするアドリブ」等と、自虐的ではあるが、悟り(諦め)を得るまでに”それから3年”が必要だった。6年目に頸椎症のため「ピアノはもう弾けないかもしれない」と悲嘆したことが「弾けるだけでも幸せ」の新境地を賦与して、音感の欠如をさほど苦としなくなった。6年目以降は「ドレミのSmiley Tama」と居直っている。13年目の集団レッスンで「サウンド(和音)の響きを記憶しなさい」という助言を受けて、「音感はなくともサウンドを記憶することは出来るかも知れない」と淡い期待を抱き、14年目に入ってときどき自分の音の記憶力を試している。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月18日記
NO5 右手のノート(メロディー)と左手和音の選択
2年目 やっと左手の9と♭9の抑え方を憶えたのに音が濁る。質問「9と♭9の使い分けはどうするの?」。答え「右手で弾く音によってサウンドを選択するのです」。だが左手の形を憶えるのが精一杯だのに、右手のメロディーによって瞬時に使い分けるなんてことが出来る訳がなかった。やっと憶えたテンションの入った左手が使えない。初心者が「左手と右手の両方を考えながら」なんて弾けるはずがないのだが、どうすればいいだろう?。教本に「マイナーに先行する♭7の9Thはフラットする」と見つけた。とりあえずの解決方法が見つかった。マイナーの前の♭7Thコードの左手は全部♭9にしよう。♯9でもいいようだ。初心者の左手コードは「とりあえずはパターン化」しないと弾けない。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月18日記
NO6 右手のノート(メロディー)と左手和音の選択 その2
7年目
〜現在
7年目までは左手は「パターン化して」かつ「1コード1和音型」で弾いた。即ちDm→G7→Cの場合のG7は「オルタード・スケールで終わる場合は、G7の始めから左手和音のテンションノートは♭9」にした。そう決めて弾くと不思議なもので「G7の部分は頭からオリタード・スケールフレーズかマイナーフレーズ」になった。
ところが7年を終える頃から、「トニックへの解決を出来るだけ遅くして、不安定感を長く楽しみたい」と思うようになった。そのためには”G7を頭から♭9”したのではサウンドがつまらない。G7を9→♭9と変化させる必要が生じた。7年目になると左手の速いコード型のチェンジも出来るようになってきた(テンポが問題だが・・・)。また、「内声としてのテンションノート」と「トップノートのテンション・ノート」とは同じ機能ではないとも気付いた。即ちトップノート(メロディー)がナチュラルテンションでも”サウンドの流れとして内声で9→♭9とリードする意味”を憶えた。サポートの和音を豊かにするための練習を7年目に始めた。この練習はバラッドには即効があった。テンポ140までは比較的容易に実用になったが、テンポが速いと始終同じパターンで左手を入れると喧しい。その加減は14年目の現在も出来かねている。バッキングの教本では”左手を単音にしたり”、”スプレッドにしたり”と実に多様に変化しているが、残念ながら技術的にも感性的にもまだ到達できていない。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月18日記
NO7 左手のタイミング その1(コピー譜は右手だけ)
3年目 3年目にコピー譜を始めた。コピー譜の練習は右手だけ。お手本のCDは僕にとっては恐ろしくテンポが速い。それでも3ヶ月・半年をかけて練習して、ようやくそれらしく弾けるようになった。でも左手がまるっきし入らない。折角右手が出来ても、左手を入れるとテンポが乱れ遅くなる。左手だけを練習してみても、まっとうなタイミングでは入らない。だいたい右手のメロディーとコード感が一致していないし、スピード感に付いていけていない。「メロディーの合間に適当に左手でリズムを入れる」ことは出来なかった。多くは小節の頭でコードを弾き、右手のフレーズが大きく空いたときにのみバッキングを入れた。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO8 左手のタイミング その2(2拍裏と4拍裏の左手バッキング)
4年目〜8年目 コピー譜の3曲目にレッドガーランドのC Jam Bluesを選んだ。左手は2拍裏と4拍裏の繰り返し。かっこいい!。では出来るか?。まったく出来ない。それでも右手を弾きながら左手をどう入れるかを「考えること」に比べたら、”まだしも可能性”があった。「練習すればいい」ということは解決のきかっけだ。4年目から5年目終わりまで、相当の時間をかけて”2拍裏と4拍裏に機械的にバッキングを入れる練習”をした。そして2年間で「どうにか出来たような気がする!」ところまではきた。結果を言うと”無理だった”。”表面的には出来ている”のだが、自分自身の内面がいけない。”2拍裏と4拍裏を永く続ける”と「拍の正確な把握」が怪しくなる。「2ト〜4ト〜」とカウントする癖がつき、1拍3拍が曖昧になり、更には”2拍4拍を重く感じること”が出来ない。詳細は次項。8年目にもっと簡単な「1拍と3拍裏」や「1拍裏と3拍裏」の練習をして、左手のサポートが若干楽になった。最近また”2拍・4拍を重く感じ”ながら、「2拍裏・4拍裏を打ち続ける練習」を時折やってみているが、なかなか難しい。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO9 メトロノーム中毒
5年〜8年 テンポキープの悪さを自他共に認めてメトロノームでの練習を始めた。5年目から練習時には必ずメトロノームを使うことを慣習づけた。5年目から8年目にかけてはメトロノームを片時も離さなかった。この時期にテンポ感と同時に自分なりのリズム感も得たが、「ハネてテンポをとる」という現在に至る悪い癖も同時に定着した。7年目に電子メトロノームを購入して8分割りや16分割りでの練習も加えた。7年目にはバンド練習にもメトロノームを使用してバンド演奏でのテンポキープに努めた。ドラムとベースはメトロノームを必要とする低レベルではなかったので、それは専ら私のための練習だった。5年目から8年目はメトロノーム中毒とも言える時期で、半面テンポキープに心をとらわれて「音楽を創る」心を失っていた。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月29日記
NO10メトロノームを2拍と4拍で聴く
4年目〜7年目 メトロノームに「2拍と4拍だけ」を合わせて練習する。ジャズ練習の基本だと聞いた。4年目に練習を開始した。当初はすごく肩が凝ったが、半年ほどでなんとか出来始めた。「この練習は大切で有効だ」と信じている。「これが出来ればアフタービートが獲得できた」という訳ではない。しかし、”2拍4拍だけのカウント”で演奏できない人は「うっとうしく、セセこましいリズム」に陥りがちだ。「”1・2・3・4”と全拍をカウントするため」だろうと思うので、ぜひ練習を奨めたい(と、多くのジャズミュージシャンが言っている)。
一方で、この練習をしていて”私が陥った過ち”を初心者のために書き置きたい。
@うっかりすると1拍・3拍を早い目に弾いて「2拍・4拍のメトロノームが鳴るのを待っている」という間違った修得をする危険がある。
A2拍・4拍をビートとして感じるための練習なのに、2拍・4拍は意識しないでもメトロノームが鳴るので、聞こえないビートである「1拍と3拍を心の中で大声で叫んでいる」という逆効果になる可能性がある。
B重いアフタービート感のある演奏をする上手でも、この方法では弾けない人はいる。即ちこの練習はあくまで練習法に過ぎず、2拍4拍メトロノームで弾けるから即ちアフタービート感を修得したと勘違いしてはならない。
などだろう。当時の私は一切の疑念なく、ひたすらこの練習を続けた。1・3拍で感じることの多い日本人おじさんにとっては有益であったと信じている(信じたい)。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO11 「メトロノームの2拍と4拍で弾けること」と「真のアフタービート感の獲得」
7年目〜現在 前項の続き。メトロノームを2拍と4拍に合わせて弾けた。では、左手を2拍裏と4拍裏に入れてみよう。出来ない。アタマ拍が遅れる。拍が数えられなくなる。更には2拍3連が分からなくなる。真の意味では2拍・4拍をリズムの起点に出来ていない証左だろう。「メトロノームの2拍と4拍で弾けること」と「真のアフタービート感の獲得」は必ずしも同じではないと思われる。などなど欠点もあるが、この練習はやはり有益だと信じたい。他に方法を思いつかないし、またテンポ200以上を1拍毎で感じていてはいささか慌ただしく、グルーブ感を得ない。7年目にテンポ180(メトロノームでは90)で弾けるようになって以降テンポアップに難渋したが、12年目にようやく220(メトロノームで110)までアップした。現在も「2拍4拍のメトロノーム練習」を「どのテンポまで自分は弾けるのか」の目安にしている。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO12 何故9Thは2度ではないの〜?
2年目〜現在 何故9Thは2度ではないの〜?。17Thってあるの?。前者は解決した。後者は意識したことがない。本当の理論なんて知らない。音楽を学問体系的に学んだことがない。付け焼き刃の知識の羅列だ。でも、全くないよりはよい。人に教えることは出来なくても自分なりに理解していることは大切だ。少ない知識でも、それを基礎にして教えを乞うことが出来る。何も知らないでは教えて貰うことは難しい。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO13 左手の5度は省くのが原則、何故なの?
6年目 左手の1度と5度は省くのが原則だ。何故?。アドリブ、特にバンドを始めるまでは実感がなかった。実感がないままに「なんかジャズ的」な魅力と「ジャズの基本」と信じて練習した。バンドに入ってアドリブを始めてから、1度と5度がアドリブの自由を妨げることを実感した。大切な基本だった。弾き続けることで、いつの間にか5度を弾かない習慣がついた。8年目にロック・フォークのバンドに参加した。3.6.9のトニックのサウンドは合わなかった。そして「1度と5度を入れるように」と指示され楽譜を与えられた。なのに3.6.9系のテンション・ノートの入ったコードをついつい弾いてハーモニーを乱した。音楽ジャンルによって弾くべき和音は違う。全てを自在にするのはアマチュアには(特におじさんピアノには)難しい。けれど1度と5度を省くことは「アドリブを自由にするため」には大切だ。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO14 ジャズ独特のスケール
4年目 マイナーの前の♭7Thコードの左手は全部♭9にしよう。ほかに法則はないだろうか?。スケールという言葉を知った。日本語では音階だ。音階ってのはドレミファではないのか?。そう言えば短音階と言うのがあった。マイナースケールと呼ぶらしい。僕の知っているドレミファは長音階だった。メージャースケールだ。ジャズ独特のスケールと言うのがあるらしい。リディアンセブンス・スケールとオルタードとホールトーンとブルーノートとハーモニック・マイナーパーフェクト5ビロー。少なくとも「これだけは憶えるのが早道」と教わり、単語帳をつくって憶えた。リディアンセブンス・スケールとオルタードとホールトーンとは「ひとつのトライトーン(裏コードと言うこと)に対しては同じ」と気付いた。それでズルをして、使用頻度の少ない7コードのスケールは「同じだよ〜」と憶えた振りをしてサボった。いけない。やはりまず根音を起点にして憶え、トニックに解決するフレーズを憶えなければ役立たない。と気付いたが12キー全部というのやっぱりきつくて、頻度の少ないコードに対するスケールは曲に応じ必要に応じて少しづつ練習した。12年目に全7Thコードに対するスケールとスケールを使ったフレーズをどうにか弾けるようになった(案外ハーモニック・マイナースケールとブルーノートが弾けない 例D♭7)。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO15 メジャー&マイナー・スケール
3年目 3年目にメジャーとマイナー・スケールの練習を始めた。ドレミファソラシド・ラシドレミファソラ、12キーでの練習だ。まずはハノンの右手だけ。右手だけの場合は記憶の要素が大きい。白鍵・黒鍵・白鍵・白鍵・黒鍵〜。ハノンは根音から始まっている。それではいけない。レから始めて、レミファソラシドレ。ま、ドリアンですかね(概念が違うけど・・(-。-;))。親指の練習にもなるし、特に下降が難しい。メジャーとマイナーの12キーを憶えるだけで1年かかった。両手になると断然に難しい。記憶ではなく技術の要素が大きいと感じる。高校までピアノを習っていた妹が12キーを両手で易々と弾くのをボ〜ゼンとして眺めた。基礎修練が終わったひととのあまりの大きな技術差に立ちつくす気分だった。現在、どうにか両手で弾けるのは主要な6キーだけだ。
Smiley(^-^)Tama
NO16 スケールと左手のヴォイシング
6年目〜現在 ヴォイシングという言葉を覚えた。当時の私の場合、右手は短音だから当面のヴォイシングは左手だけ。オルタード・スケールは、♭9や♯9の音が多い。リディアンセブンス・スケールはナチュラル・テンションが多い。オルタードもリディアンス7も11は♯している。よ〜し、決めた。オルタード・スケールで弾くときの左手は♭9Th、リディアン7のときは9Thに決めよう。ブルーノートはどっちでもいいや。マイナーの曲の♭7Thコードは全部♭9Thにしよう。こう決めたのが5〜6年目だった。以後14年目に「ありきたりのサウンドの羅列」と酷評され自覚するまで、疑いをもたずにやってきた。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO17 スケールの練習と使い方
6年目 ♭7Thコードは「どこかに落ち着きどころを求める不安定なコード」と教わった。ともかくも「♭7Thコードの処理を憶えれば、なんとか音楽になる」とも伺った。前述のジャズ独特のスケールは♭7Thコードのときに使うスケールだ。闇雲のアドリブをしていた僕の目の前が明るくなった。とにかく4つのスケールを憶えよう。ついでに12キーのメイジャーとマイナーの音階もやってみよう。毎日々々ドレミファソラシド、ド・♭レ・♭ミ・ミ・♯ファ・ソ・ラ・♭シ・ド(Cオルタード)の練習。いつのまにか音楽をしている気分ではなくなった。メロディー創りを忘れてしまった。7年目に「もうスケール練習はやめなさい。メロディーを創ることに専念してみては・・」と忠告されるまで、ひたむきに続けた。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO18 U7・Z7とリディアン・ドミナントセブンス・スケール
6年目 6年目に「イパネマの娘」を練習していた。2小節目のU7をミキソリディアンで弾いていた。うまくいくときもあるが破綻も多い。変化に乏しい(本当はそうではないけど・・)。オルタードを憶えたらオルタードで弾いた。入りにくい。「リディアンセブンス・スケールのU7によく使われるフレーズ集」を見つけて練習したら、ぴったしはまった。リディアンセブンス・スケールはU7ならどの曲でも間違いなく響く。「大発見け〜ん!」。以後U7はいつでもどこでもリディアンセブンス・スケール。これ、ただ今矯正中。けれどこれは大きな発見だった。同時にZ7もリディアンセブンス・スケール一本で弾くことに決めた。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO19 X7とオルタード・スケール
6年目 オルタードスケールを憶えた。とりあえず必ず解決できる。ミキソリディアンだとセンスや失敗がはっきりする。ブルーノートはうまく使わないと唐突感がある。「X7はいつでもどこでもオルタード・スケール」が3年続いた。便利な道具を手に入れて、心落ち着いた3年間だった。10年目にA TrainのX7をいつものようにオルタードで解決していたら「曲を考えたらどうなん。もっと明るくって楽しいフレーズで締めくくりやね。雰囲気が壊れるガネ」と指摘されて再び悩み開始。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO20 スケール練習を役立てるための確認作
4年目〜7年目
〜現在
4年目にスケール練習を始めたが3年間は実践では役立たなかった。理由のひとつは私が音痴だからだ。たとえばオルタード・スケールを弾いている間、私の耳は調性感(キー感)を失い、次の調性に落ち着くまで「スケールの中でどのように歌えばよいか」分からない。曲の調での音名も表現できない(移動度の人でも調の音名だったら歌える人は多い。私はできない)。だからG7→Cmajに行くためには「この音から始めてこの音で終わる」というフレーズで覚えなければ実践には役立たなかった。このことに気付いて、スケール内でのフレーズ練習を繰り返して役立つようになった。
テンポを守り、1拍のなかでの譜割りが出来るようになると、更に自由にスケールが使えるようになった(10年目)。速いパッセージで音創りをするときには「スケール内で行き来する機械的なアドリブ」は重宝だ。1拍を自由に割れるようになるとスケールはとても便利になった。残念ながら、相変わらず弾く前に心の中でメロディーが歌えるようにはなっていない。が、元々ホールトーン・スケールやディミニッシュ・スケールは調性感がないのだから、ある面「"数合わせ”的なアドリブであっても良いのではないのではないか」と思っている。
Smiley(^-^)Tama
NO21 スケール練習の奨め
6年目 スケール練習をしてよかったと思うことは、
1)とりあえず、次の調性に移行する手段を得た。
2)それでちょっとだけ、ジャズの感じが出た。
3)バッキングの和音の選択が楽になった(和音を覚えなくてもよくなる)。
4)コード進行の理解とそれに有効なスケールの組み合わせを覚れば、初見でも最低限の伴奏は出来る。などだ。
「リディアンセブンス・スケールとオルタードとホールトーンとブルーノートとハーモニック・マイナーパーフェクト5thビロー」の5つのスケールを”覚えるのは有益”と助言したい。”単なる音階に過ぎない”が”散らかった音列を並べる”のはもっと辛い。なにより、とりあえず音楽的にも精神的にも落ち着ける。「なにから練習を始めたらいいのか分からない」で迷っているのなら、スケール練習はよいきっかけになると思う。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO22 もう一度テンションノートへ
7年目 7年目に「もうスケール練習はやめなさい。メロディーを創ることに専念してみては・・」と忠告されて、スケール練習をやめてはみたものの、さて「メロディーを創る」きっかけがない。自分のメロディーで弾いていたら「なんか歌謡曲やね」と言われた。これには傷ついた。今なら「い〜いもんね〜。僕の音楽だもんね〜。ジャズが一番良い音楽だなんて思わないもんね〜」なんて負け惜しみを言って平気にするかも知れないが、当時は「ジャズをやっとンじゃ〜」と信じていたので辛かった。途方に暮れていたら「ひとつのテンション・ノートを中心に、しつこくメロディーを創ってみたら・・」と助言があった。♯11を弾いたら、アプローチノートを多用して♯11の回りをぐるぐる回ったり、連打したり、フレーズの終わりを必ず♯11にしたり・・・。役には立った。「ジャズじゃ〜!」の雰囲気があった。が、音楽には出来なかった。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO23 フレーズ練習
4年目〜現在 スケール練習に平行してフレーズ練習をしていた。練習したフレーズが本番で自然に出てくることはなかなか難しい。当時は「使える場所」を確認して「そこが来たら必ずそのフレーズを弾く」ように練習した。また憶えたフレーズを書き留めておいてバンド練習のときに試した。録音で聴いたら素敵だが、自分では音楽をしている気分ではなかった。当時はメロディーがつながらず苦痛だったが、いつのまにか”憶えた1小節程度の短いフレーズ”は自然に出てきて役立っている。フレーズ練習の有意義性の証明だろう。一方、残念ながら3小節以上の長いフレーズは滅多に使えたことがない。前のフレーズと関連づけることが難しい。
フレーズ練習は現在も結構熱心に続けている。ひとつには、フレーズ練習をアドリブの練習とは思わず、本番で使えるとも期待せず、”運指の基礎技術の習得”と”正しいフレーズ感の確認だ”と決め込んだ。それで”フレーズ練習が本番では直接的に役立たなくても”苛立たなくなった。ふたつにはテンポ200以上の練習ではメロディーをイメージする余裕がないので、フレーズが手癖になるまで練習せざるを得なくなった事情による。ハマると結構面白いのだが、なにぶんにも五十頭でフレーズを丸暗記するのはいささか難儀だ。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO24 フレーズ練習を役立てるための確認作業
4年目〜現在 フレーズ練習を役立てるためには、フレーズの練習時に「どのテンポで弾けるのか」を確認することが大切だ。「練習時にテンポ120でやっと弾けるフレーズ」は、本番ではテンポ100程度でないと弾けない。テンポ140の曲内で練習したフレーズを活かしてアドリブしたければ、練習時には160〜180で弾ける必要がある。実は初心者は「練習時にもテンポ160で8分音譜が連続するフレーズ(多くのフレーズは3連音譜を含んでいる)を弾ききること」はなかなかに難しい。初心者のアドリブを聞いてみると「8分音譜が1小節以上連続するフレーズ」は滅多に弾けていない。技術的に難しいのだ。
2つ目にそれぞれのフレーズに適したテンポとリズムを知ることが必要だ。バップのフレーズをバラッドで弾いても「音楽的ではない」ことは多い(2倍・4倍の音譜割りで弾けばよいが・・)。バップフレーズはテンポ200以上で素敵だ。テンポ120の曲だとメロディカルなフレーズが気持ちよい。教本のフレーズは8分音譜中心のフレーズが多くて、バラッドに適したフレーズというのはあまり記憶にない。また明らかなボサノバ・フレーズとかラテン・フレーズとか、リズム指定(少し断定的すぎるが・・・)のフレーズもある。
私は「速く弾く技術」と「フレーズに適したテンポとリズムと曲想をフレーズから読み取ること」が出来るようになってから、フレーズ練習が即戦に適した練習になった。
Smiley(^-^)Tama
NO25 ブルースのW7とUXのX7の違い
3年目 ブルースのW7Thコードは機能が特殊らしい。僕は今もよく分からない。「元々アフリカの一部の民族が歌っていた音階を均旋律で表現できる近い音階を探したらブルーノート・スケールだった。それをバックアップするハーモニーを求めたら♭7コードだった」ってことなのだろうか?。だから「元来のX7Thコードとは別物なのだ」と断定していいのかな?。やっぱり分からない。ともかく3年目までブルースのW7の処理に難渋した(ブルーノート一発でアドリブした)。UXにおけるX7との処理の違いに多いに惑った。いまも結構困っている。
ロックをやっていたときは1小節目はT♭7Thコードだった。9小節目はXで10小節目がWだった。ジャズを始めたら1小節目はトニックだという。トニックから2小節目のW♭7Thコードへの移行が僕には難しい。9小節目はからUm→X7→Tだ。7小節目のTがMaj7なのか♭7Thなのか知らない。たぶん
TMaj7なのだろう。ジャズの場合は5小節目からB♭→B♭7→Am7→D7(→Gm7)変化させることも多い。なぜジャズの場合はブルースのコードを置き換えるのだろう?。ジャズがアフリカ音楽から自立したからかな?。芸術に昇華したからかな?。「ジャズをするなら、まずはブルースから」とよく言われるけど、やっぱり真実なのだろうか?。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO26 ブルースフィーリングと音感とピアノを弾く技術
4年〜8年 「ブルースが一番難しいんだ」としたり顔で言われる。「なんで〜」。「ブルース・フィーリングは教えることが出来ない本質的な感覚で、これを理解し体得するにはセンスと経験が必要だ」。要するに教えられないってことらしい。でもとりあえず僕がブルースを弾けないのはそんな難しい理由ではない。ブルーノート・フレーズを音階名で歌えない。完全音痴なのだ。もちろん移動度だ。移動度のひとはブルーノートをどんな音名で歌っているのだろう。私はブルーノートのド・ミ♭・ファ・ソ♭・シ♭・ドがラ・ド・レ・ミ♭・ソ・ドと聴こえる。なのにナチュラルな音はドレミファソラシドと聞こえる。ブルーノートフレーズを弾くときにはラ・ド・レ・ミ♭・ソ・ド、UXで弾くときはドレミファソラシド、実にあわただしい。なので滑らかなメロディーがイメージできない。この耳は中学校時代ギターを弾いていた頃に出来た。ピアノを始めてから何度かド・ミ♭・ファ・ソ♭・シ♭・ドと聴くトレーニングに挑戦した。が、全然だめだった。ブルーノートだけのフレーズだと、どうにか歌える。UXフレーズだけと、どうにか歌える。で、私のブルースは24小節ごとに2つの音名を使い分けて、カスカスになる。
ブルーノートは音の方向性がないとブルースにならない。方向性とは時間だ。一定以上の速いパッセージが要求される。その速いパッセージの中で中間音階を表現するために和音も要求される。要するにピアノを弾くテクニックが難儀だ。上手のブルースのコピー譜はなかなかに難しい。ピアノを弾く技術からすると5年以上の鍛錬後でないと弾けないと思う。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月19日記
NO27 ブルースとブルース進行(形式)とブルーノートとブルージー
ブルースという言葉は音楽印象から創られた造語らしい。ブルース進行とは12小節からなり1小節目がT(7)・5小節目がW(7)・11小節目がT(7)が概ね規定された音楽構成を意味するらしい。ブルーノートはT・V♭・W♭・X・Z♭の5音階を原型として発展したスケールでブルースに汎用されるらしい。ブルージーとはブルースに起源する、淡い哀愁と逞しい生命力を感じさせる音楽印象の総称らしい。こう書きながらも私は今も自信がない。私はCJAMブルースに続いてFly To Denmarkというデュークジョーダン作曲のFブルースに取りかかったのだが、1小節から4小節のコード進行はF→(Em→A7)→(Dm→G7)→(Cm→F7)→B♭だった。典型的なF→B♭7→F→F7→B♭7とは大きく違う。この曲は12小節全部がUX進行をとるバップ曲だった。初めてのFブルースが「かくの如き進行」だったとのは幸か、不幸か?。当時はともかく「訳は分からずコピー譜を弾いたこの曲をブルージーとは感じ得なかったし、激しく変わるコードについていくのが精一杯で「ブルースを歌う」なんて気分では到底なかった。自己流のアドリブではブルーノートは使い得ず、ひたすらUXフレーズで追いかけた。その挙げ句「ブルースはブルースを感じさせるアドリブが必要だ!」の助言で困惑の奈落に落ち込んだ。正論だが難しい。
本題に戻って「ブルースとブルース進行(形式)とブルーノートとブルージ
ー」の差違をまず承知することが大切と思う。その上でブルースを、ブルース進行を、ブルーノートを、ブルージーを、”どのように解釈するか”を”それぞれが吟味して個性を確認する”のだろうと考えている。ブルースの古典性は「ジャズよりもブルース愛好家が大切に守ってる」と私は思う。「ジャズは原点を離脱し(失い)進化する(彷徨う)音楽様式」という斜視的な定義を”ブルースを巡ってジャズを考えていて”思い出した。
Smiley(^-^)Tama
NO28 コードの機能を知る
2年目〜6年目 「ダイアトニック・コードには機能の分類がある」。と言っても知っているのは、T・Vm7・Ym7はトニック機能、Um7・WMaj7・Ym7はサブドミナント機能、X7はドミナント機能なんて程度だ。2年目くらいからコード進行を見て考え始めた。「T→Um→Vm→Y7→Um7→X7→T→Vm→Y7→戻る」という循環を見て「Y7がダイアトニック・コードでないこと」に気付いた。それでVm→Y7→Um7の意味を知った。それまではVm→Ym7Um7で弾いていた。気付いて左手のYm7をY7に替えても、しばらくは右手はロクリアンで弾いた。それほど困ったとは思わなかった。教本でY7Um7のY7は「Y7♭9が基本」と読んだ。HMP5BやAlterd Scaleの知識と記憶と技術が必要になった。「コードの機能を知ること」と「アドリブの方法論」とが結びついた。アドリブの展開法の端緒を知ったが、途端に難しくなった。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月26日記
NO29 U→Xのフレーズ練習と単語帳
3年〜7年

12年〜現在
コードの機能の基本U→Xのフレーズを開始した。ともかく12キーのUXTを憶える必要がある。3年目に誰もがするように私も単語帳をつくって憶えた。UからスタートしてのUXTは勿論のこと、Xから”UとT”、Tから”UとX”が瞬時に浮かぶように記憶した。「T→Um7→Vm7→Y7→Um7→X7→T」などの基本循環や、サテンドールの「Um→X7→Vm7→Y7→(Ym7→U7)→(Y♭m7→U♭7)→T」などの”やや変形循環”を12キーで確認し記憶した。当時は憶えたが、今は主要キー以外では自信がない。
単語帳での暗記作業と同時にUXフレーズの移調練習も始めた。
まずは1小節内でのU→Xから始めて2小節でのU→X→TMaj、4小節のU→X→TMaj→(Vm→Y7)へと進んだ。ピアノを弾く技術も拙く、コードも憶えきれてなく、移調も初めての経験だった。練習にメトロノームを常時使用する習慣はまだなかった。汎用されないUXの練習はテンポ70〜120程度だったろう。練習ですら
70〜120という遅いテンポでしか弾けないのだから、曲の中で活用できるはずはなく、曲弾きとはリンクしない「練習のための練習」だと思った。7年目まで続けて一旦やめた。いまは必要に応じてUXフレーズを練習している。最近バップ曲をやってみようと思いたったが、バップ曲のアドリブ(特にファスト・テンポ)にはUX練習は必須のようだ。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月26日記
NO30 シンコペーションの苦悩
3年〜7年 コピー譜を始めて、まず困ったのが「2拍裏・3拍裏・4拍裏・1拍裏・2拍裏〜」というシンコペーションのフレーズだった。メロディーやテンポを早くする練習はどうにか練習法がある(長時間頑張ればそれなりに上達する)が、シンコペーションの練習は方法すら見つからない。やみくもに練習していくと”間違っていて”、”間違い”が習慣化して、それを矯正するのにさらに時間がかかり、正しいシンコペーション・フレーズの修得が一層困難になった。「左足で表拍を踏む」ように助言されたが手足がバラバラになって一層混乱した。無用に力んで肩があがり、練習後に強い疲労と挫折感が残った。教師はレッスン場で「私の肩を叩いて教えよう」としたが焦りを呼ぶだけだった。教師と私の必死の努力も、レッスン場を出ると同時に無に帰し、せめて帰宅するまで忘れまいとする努力はむなしく、自宅のピアノの前に座る前に灰燼と帰した。テープに録音して合わせて練習しようとしても、いかんともしがたかった。結局「左手で表拍を弾き、右手でその後を追う」という方法で”きっかけを掴み”、「”その左手”を左足に徐々に置き換える」という二段構えの方法で、ある程度は解決した。シンコペーションの練習は「時間を止めて、やり直しながら練習することが出来ないため」に苦しい。良い練習法があれば教えて欲しいと願う。現在も多彩なシンコペーションが出てくるフレーズには心底難渋している。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月26日記
NO31 拍が数えられない
3年〜10年 拍は絶えず数え続けていなければならない。それを知ったのは「コピー練習を始めたとき」だった。ピアノのコピー譜はベースやドラムが背景にあることを前提にしている。「2小節ちかく全く音がない」ところがある。それをずっと数えていなければいけない。自分流に弾いていたときは、左手で表拍を弾い拍子をとっていた。楽譜指定では左手を弾いてはいけない。じっと数えていなければいけない。ときに(といより当たり前に)永い空白の後に、3拍裏や1拍裏に左手が入る。ますます難しい。右手はシンコペーション・フレーズ、左手はときどき裏拍でバッキング。なんと難しいことよ。技術以前に拍が数えられない。いまでも拍が数えられなくなる楽譜は多い。楽譜だけを追いかけていると、フレーズを”弾き終わってからの拍数を数えて、次を弾き始める”という便法でも弾くことが出来る。”休拍数の足し算”で次々とフレーズを続けることが出来る。初心者の多くがそうだろう。だから一旦破綻すると修復が効かない。だが、それではバンドでの即興演奏には参加出来ない。拍を正確に把握していれば、フレーズを弾ききれない事故がおこっても修復が出来る。拍を把握することは、絶えず”いまどこにいるか”を知ることだ。私は「どうにか32小節間、拍を把握できる状態になるまで」に10年が必要だった。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月26日記
NO32 拍が数えられない(シンコペーションの苦悩
4年目 シンコペーション、特に「4拍裏、1拍裏」という小節のあたまを抜いたフレーズが出ると、拍が数えらなくなる。現在でもその危うさが残るが、とにかくも「4拍裏、1拍裏」の楽譜を弾けるようになるのに半年がかかった。4年目の練習だった。拍が数えられるようになって弾けだしたのではなく、前後に続くフレーズの記憶が弾くことを可能にした。確実には拍を数えられていなかった証拠に、声を出して「1・2・3・4・1」と数えてみると「4拍裏、1拍裏フレーズ」が入ると、その前後の「4と1と2」の声だけが異様に大きくなった。そしてシンコペーション・フレーズが2小節以上にわたって続くと、拍が数えられなくなり必ず破綻した。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月28日記
NO33 装飾音とアプローチノート
2年〜8年

13年〜現在
始めた頃は装飾音を多用していた。指をすべらしてデュルンという幅のある音を出すのがジャズいと信じていた。「初心者は装飾音を多用する傾向があるが、装飾音を使いすぎるとダサくなるので使いすぎないこと」また「装飾音とアプローチ・ノートとを誤解している向きがある」という趣旨を教本で読んだ。同時期に先達からも「装飾音がうるさい。そのままだと上達しない」との助言を受けた。とたんに難しくなった。装飾音とアプローチ・ノートの違いを理解できなかった。アプローチ・ノートはシンコペーションするので難しいし、高いセンスが要求される。以後、装飾音もアプローチ・ノートもほとんど使わないアドリブが主体になった。8年目に装飾音を有効(ややふんだんに)使ったコピー譜を見つけて練習した。出来なかった。「初心時期に出来たことが8年たって出来なくなっている」と焦った。装飾音の感覚から失われていたと同時に、テンポ180の曲で装飾音を入れるためには技術の向上も必要だった。装飾音を弾く練習を8年間一切しなければ、やはり装飾音は弾けなかった。その後、意識してはいるが装飾音はやはり少なく、私のアドリブが潤いに乏しい理由の一因になっている。13年目に入ってから、ジャズらしいアクセントを得る練習の一環としてアプローチ・ノートの練習を始めた。例えば3拍半と4拍、4拍と4拍半を隣り合った2音だけで繰り返し弾いてスイング感を表現する練習だ。センスが試される辛い練習だ。難渋しているが、この基本的な練習からアプローチ・ノートの新しい見地が見えてくるように思う。
Smiley(^-^)Tama
NO34 ハーモニーの練習
4年〜10年 2nd Drop Methodは4年目に教本で知り、6年目にバンドでのバッキングの必要に駆られて本格練習をした。2nd Drop Methodは苦労した。「Closed Methodの2番目の音を♭7の音の上に移動させる」という理屈は分かるのだが、その音が分からないし、分かっても弾くことが出来なかった。結局は楽譜に書いて反復練習をして、音を憶え手で憶えるしか方法はなかった。当初はバラッドの独り弾きのときに活用していた。根音を使っての広い音域のサウンドを楽しむのに有効だった。バンドでの120以上のテンポではテクニックが間に合わなかったのと、ベースと根音が重なる心配とで使わなかった。10年目にComping教本に速いテンポでも2nd Drop Methodのバッキング使われているのを知って、以後活用を心がけている。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月29日記
NO35 両手でのバッキング
6年〜10年 バンドに入って1年たってから両手で弾くバッキングの練習を始めた。根音を抜いて6thや9thや#11を入れる練習だ。教則本から伺うと、左手で3ノート、右手で2ノートの5ノートが基本のようだ。ところが左手だけが和音(右は単音のメロディー)なら左手で4音が弾けるのに、何故か両手がともに和音になると、左手の3ノートを瞬時に押さえることが出来なかった。しばらく奮闘したがモノにならなかった。それで左手で2ノート、右手も2ノートの4ノートで済ますことにした。これで随分と楽になった。左手の2ノートは7thならトライトーン、m7なら3度と♭7、トニックは3・6。この左手の上に右手でXやTと9thや11thなどの変化形を乗せる。もちろん別の展開型もあるが、左は基本的にこのノートで覚えた。変形だが、とりあえず根音を弾かないという原則とコード感を表現することは出来たしジャズい感じになった。よく考えれば、この4音構成の和音は左手3音・右1音の和音構成と同じだ。なにもわざわざ「右を2音にする必要はない」とも言えるのだが、私にとっては「右手で2音以上を弾く」と言うことが大切だった。見栄だったかも知れない。が、結果的には右手で和音を弾くという大切な訓練になりサウンドの多様化に役立った。根音と5度を省いてベースラインやフロントのアドリブを妨げることが減った。嬉しかった。この方法で僕はとりあえずジレンマから逃れ、両手でバッキングをすることが出来るようになった。
この癖がついて、アドリブをとるときもテンポの速い曲や右手が難しいときは、左手を2ノートでゴマカしている。右手でアドリブをする場合、左手のトライトーンの上に載る3ノート目は右手の旋律に対応して変化させる必要がある。右手でオルタードスケールを弾きながら左手でナチュラルテンションを鳴らすのはやはり不協だ。その対応を瞬時に行うことは初心者おじさんには不可能だった。しかし左手が2ノートならアドリブのノートがナチュラルテンション系でもオルタードでもマイナーでも「間違い」ではない(もちろんサポートは足りないが)。ともかくも2ノートにすることで「音が濁る」ことはなくなり、右手のアドリブが自由になった。「左手2ノート法」は一時避難的な手段だが、両手で弾くのが困難な初心者中年ピアニストには福音だった。今でも重宝している。将来性や正統性より、とにもかくにも明日の演奏が出来る簡便性を選択したとも言えるだろう。
当然のことながら報いは受けている。まずベースを悩ませる。2ノートではやはりコード感が希薄だ。そして何しろ
サウンドがうすい!。現在は左手だけのサポートときは少なくとも3ノート、出来れば4ノートを使うし、両手のバッキングでは5ノートまたはそれ以上にして厚いサウンドを目指している。
 でも今も思う。初心者おじさんに「左手で3つも4つものノートを弾きながら右手のサウンドを考えなさい」というのは酷だと思う。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月20日記
NO36 イントロとエンディング
5年〜9年 バンドに入ってすぐに「イントロが大切」と先達から忠告を受けた。イントロの重要性は痛感している。が、イントロの練習はとりあえず放棄した。イントロは「テンポを出すこと」「リズムを示すこと」「調を確定すること」「曲のイメージを表現すること」などなど、その曲を左右する大切な意味がある。先輩達はその重要性を教えてくれた。けれども、そう聞いてヘソが曲がった中年おじさんはこう考えた。わずか4小節の短い中で、それほどの重要なことを表現することは初心者にできるはずがない。「下手なイントロが時としてこれから始まる全曲に影響を与えるのなら、イントロは上達してテンポやリズムをマスターしてから学べばよい」と居直りを決めた。独り弾きの技術が覚束ない私にはイントロは最も難しい技術だった。イントロは「ハミングで曲想を提示してカウントで出る」とか「上手のドラムやベースに任せる」とか出来る限り簡略化した。それで練習曲の出来はむしろよくなった。
 このサボリが通用したのは、「固定したバンドであること」や「ドラムとベースが上手であること」などの条件が揃っていたからだ。当然サボリの報いを受けている。「イントロが下手」「イントロのある曲が少ない」「曲の完成度が低い」「ほかのメンバーとの編成時に困る」などが現在も続く悩みだ。
 イントロは50歳を過ぎたら練習すると決めていた。いま練習中だ。イントロ練習に関する悩みは多い。「速いテンポのイントロをどうするか」、「結局は独り弾きの練習だが左手のタイミングがどうも遅れる」「少ないイントロパターンを使い回すためには多くのキーで練習しなければならない」「有名曲に有名ミュージシャンのイントロを流用すると曲想がレコードと同じになりがちなので避けたいが、自作のかっこいいイントロはなかなか出来ない」などと欲をかくと「自分なりのイントロを創る勉強はとてもたいへんだ」など枚挙にいとまがない。
Smiley(^-^)Tama
NO37 バップ・フレーズ
7年〜13年 バップはアドリブの方法論の一種と聞いて思い当たった。バップフレーズはメロディカルと言うよりは機械的なフレーズが少なくない。そう思ってフレーズ集を見直してみると「あ〜これがバップフレーズなのだな」と思われるものがいくつも見つかったし、また新しいフレーズも理解しやすかった。120のテンポで弾いていたものを200まで早くしてみると美しく響くフレーズも見つかった。200のテンポで8分音譜がそれなりに弾け始めたのは10年目だった。だからバップフレーズを楽しく感じ始めたのは10年目以降だ。12年目にバップ感を楽しもうと240までテンポアップを目指して、ちょっとだけ雰囲気を味わった感じだった。結局は挫折している。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月29日記
NO38 バップ・フレーズその2
12年〜13年 12年目から13年目にかけてバップ感を楽しもうと240までテンポアップを目指して練習していたら、お客さんからブ〜イングが出た(と感じた)。自分でもヒドイとは思っていたが、聴き手にとっては最悪らしい。聴く側に立つと実は私もさほど好きではない。CDで3曲聴くと飽きてしまう。でもやってみると楽しいし、なにより「出来ない」というのが口惜しい。半年ほど続けたが日和ってしまった。バップ練習の過程で「跳ねすぎる」悪癖の問題点が浮き彫りになった。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月29日記
NO39 「跳ねすぎ」の矯正
13年 「テンポが220を越すと、ピンコシャンコと跳ねていると到底弾けないらしい」と気付いた。教本には必ず「スイングをハネルと勘違いしてはならない」と書いてある。でも僕は解決できない。13年目に「まず出来るだけイーブンに弾いてみなさい」と指導されて試してみた。独りで練習しているときは「それらしくなった感じ」がしてもベースとドラムが入ると元の木阿弥になる。「裏拍にアクセントを付けてテヌートで弾く」練習をハノンで時に触れ続けている。少しずつ改善されている印象でもあるのだがどうなんだろう。私の最大の課題だ。
Smiley(^-^)Tama 2002年11月29日記
NO40 遠くの着地点を意識すること
13年〜現在 次のコードばかりに意識が囚われていたら、脈絡のないフレーズがだらだらと続く。大きく流れを把握して遠くの着地点を意識して演奏したい。まずは練習のときに1小節で区切らないで4小節単位で構成を見つめるようにしてみた。コードの流れ(サウンドの流れ)を確かめて憶える。調性の変換点を決めて記憶する。そうしてみると、やはり8小節単位で考える方が自然だと気付いて、4小節単位の区切りは早々にやめた。当初は8小節の終わりに向かって大きくフレーズを創っていく練習だ。この練習は途上だが有益だと感じている。8小節の終わりでいつも区切ると不自由だ。たとえば6小節で一旦フレーズを終わり「7小節から次の8小節の2小節目までをくくってみる」練習などを開始した。「遠くの着地点を見る」という命題とは少々趣意が違ってくるが、ふくらみのある発想が出きる感じだ。弾く技術の練習ではない「音楽の鍛錬をしている」といった感じがあり、楽しく練習している。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月11日記
NO41 テーマとコード進行を暗譜する
13年〜現在 8小節単位で構成を考えながらアドリブをするためには暗譜が必然になった。暗譜したからと言って「アドリブのメロディーが彷彿と沸き起こる」な〜んてことはないが、スコア譜を目で追っていたのではイメージがぶつ切りになる。脳裏で追いながら着地点を求める。そう言った作業が面白くなった。そのためには暗譜が必要だ。サウンドの流れも記憶で追う必要がある。憶えることが多くなったが、自分で考えたことを憶えるのは50歳頭でもさしたる苦労ではない。意外に忘れてしまって困るのがテーマの旋律だ。最後のテーマのとき、テーマの旋律が戻らなくなることがある。アドリブ中に完全にテーマから離れてしまった証左だ。アドリブ中に完全にテーマが脳裏から消えることは全くいけないことなのかどうか、迷っている。ともかく暗譜することの有益性を憶え、暗譜を楽しみと出来るようになった。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月11日記
NO42 楽譜を楽譜立てに置かない
13年〜現在 暗譜していても、いざ演奏になると心配になる。「お守りのつもりで置いておこう」と楽譜を置く。とたんに、目は楽譜に貼り付き、ひとつひとつを目で追ってしまう。真に脳裏でのイメージで演奏するためには楽譜を置いてはいけない。14年目に入って、いくつかのライブやコンサートで楽譜を置かないで演奏してみた。結果は様々だった。広がりのあるイメージで演奏できた曲もあるが、進行を忘れたり誤って散々な結果になったことも多かった。しくじってパニックになると、楽譜がないと「目で探せない」という弱点がある。「完全に記憶できていない」ということではあろうが、その場は実に辛い。失敗が怖くなって「楽譜を置く習慣」に戻らないように克己しているが、不安に負けて楽譜を置いたこともある。特に自信のないイントロやエンディングが付いていると言い訳にしてしまう。「うろ覚え」だと直前になるまで次のコードが思い出せず、手癖の記憶の中でひとつひとつコードを必死に追いかけているという悲惨な状態に陥ることもある。なので、今のところ楽譜を置かないことがよい演奏結果に繋がっているとは言い切れない。要するに「単に音譜しているレベル」と「ライブで楽譜なしで弾ける自信がもてるレベル」では暗譜修得のレベルが違う。完全に体に染みこむまで暗譜することは50歳男にはなかなかに難しい。無理をして大失敗をすると切迫心象に陥り悪い結果を招来するので、急がず徐々に「楽譜立てに楽譜を置かない」でライブが出来る自信をつけていきたいと思う。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月11日記
NO43 バラッドを3連譜で数える
2年〜3年目 ピアノの場合、初心者は速いフレーズが弾けないこともあり、自ずとバラッドで始める場合が多い。私も最初の曲はAgainというバラッド曲だった。左手は1拍づつ打ち、右手にメロディーを載せる。これで充分にピアノだしジャズの香りもある。問題はテンポキープだ。「2拍・4拍を少し重く」とか「ゆったりと音譜の長さを充分に感じて」とかの助言を聞いたが、どうにもテンポが乱れる。「1拍を3連で数えるといいよ」と助言を受けた。この助言はバラッドのテンポキープ練習の良いきっかけになった。3連譜で数えながら、2拍・4拍にアクセントを置き、コードの変換点で拍がつまったり遅れたりしないように練習する。「ゆったりと音譜の長さを充分に感じて」という助言は正しいけれど、感覚的な指導だけでは解決を得ない。「拍がつまる」のは「コードの変換点で技術的に遅れが生じるのを防ぐために早めに前の拍を終えたり」、「遅れてはならないという精神的な切迫感から、次拍を早く大きく(妙なアクセントになる)弾くことで自己解決すること」が原因の場合が多い。感覚の問題よりピアノを弾く技術の問題と捉える方が納得しやすかった。1年間この練習をして、バラッドのテンポキープにそれなりの成果を得た。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月16日記
NO44 バラッドは1拍を2で割って、更に3で割る
5年〜8年目 テンポキープの面では「バラッドの1拍を3連譜で数える」練習はそれなりの成果を得たが、私は思い込むと「やりすぎる傾向」がある。一心不乱に3連ノリで数えていると「総てのフレーズが3連ノリ」になった。聴いているぶんには結構ムーディーなのだが、なにぶんにも表現に多様性がなく退屈だ。ヤマハの教本を練習してみると8分音譜や16分音譜がふんだんに書いてある。はて?、バラッドのノリは3連だけではないようだ。尋ねるとバラッドは「8分音譜を3で割ってノル」のだと言う。「タタタ タタタ タタタ タタタ」と数えていたのに、まず「タン タン タン タン」と割変えて、それから「タタタタタタ タタタタタタ タタタタタタ タタタタタタ」と細分化する。話が違うやん!。「ぜんぜんノリ方が違う」とパニックに感じた。これならば3連割りの要素も等分割の要素も含まれていて、フレーズが自由になりやすいのは理解できた。でも、2年間の練習は何だったんだろう。繰り返すが、私は思い込むと「やりすぎる傾向」がある。結局はどちらの割りもマスターして自在に出し入れするべきなのだろう。3連ノリが間違いなのではなく「バラッド修得の1ステップだ」と考えるべきなのだろうけれど、当時の私は戸惑いと憤りを覚えた。大人の場合は前もって練習の段階性を納得していることも大切で、そうでないと次のステップに移ったときに大きな挫折感を得ることがある。そんな注意も必要と言う1例かと考えている。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月16日記
NO45 バラッドは1拍を自在に譜割りする
9年〜現在 別にバラッドに限ったことではない。4ビートは1拍の割り方を指定していないので1拍は真に自由なのだ。そんなことに気付いたのは最近だ。その中でもバラッドは1拍が長く、ひと生来の歌の原点に最も近いので、拍を自由自在に弾くことが歌心に近づく手段だ。そのためには1拍を自由自在に割って、しかも1拍の長さを違えない修練が求められる。この修練が風呂場の鼻歌と違う点だ。2で割り、3で割り、6で割り、16,24,32・・・で割り、もちろん5で割り、7でも割る。複雑な拍割りにも拍割の変化にも、瞬時に対応できる技能をもって、なおかつ1拍の長さを違えない。「心にテンポをもって歌えばよいのだ」と非凡は言うが、凡庸にはなかなか難しい。結局ひとつひとつの譜割りを覚えて、修得できた譜割りだけがピアノでバラッドを歌うための素材だ。鼻歌ではなんだか出来ているような気がしても、ピアノでは出来ない。打楽器の特性だろうか?。私だけが特別に凡庸なだけだろうか?。「バラッドで1拍を自在に譜割りする」こと、1拍を3で割ることから始めた私の14年目の夢だ。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月16日記
NO46 「ジャズは突っ込む」という思い違い
2年〜5年目 ジャズピアノを始める直前に「ジャズは突っ込む」と相席したジャズ・アマチュアに教わった。「ジャズは突っ込む」という感性的表現は間違いではないと思う。けれど私は「1拍目が少し前にいくのだ」と言う「トンでもない勘違い」をした。2年目にシンコペーションを教え始められたときも、それがジャズ独特の「突っ込む」という表現法の1つだとは気付かなかった。「1拍目が少し前にいくのだ」というトンでもない勘違い」から明確に脱したのは、数年後に立場を変えて「ジャズは突っ込むンだよね」と尋ねられたときだった。「違う!」とは分かったが、うまく説明できなかった。「ジャズ独特のうねりをもって正確に流れる時間空の中で、ジャズ独特の表現の特徴は主にアクセント感とアクセントの位置にあり、それがジャズは突っ込むという感覚で捉えられるのだ」という説明でいいのかな?。とりあえず「ジャズは突っ込んではいない。シンコペーションが特性のひとつだ」と気づいたときから「シンコペーションとの戦い」が真剣勝負になった。けれど、どうにもマスターできない。2拍4拍だけを感じながら、シンコぺーションを続けることが出来ない。シンコペーションを続けようとすると1拍目・3拍目が強く意識されてしまう。辛い。それでも「ジャズは突っ込む」という言葉の「勘違いと真実との狭間」を知ったことは大きな前進だった。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月16日記
NO47 コード進行の音の流れを考える その1 U→X
3年〜5年目 コード進行の中に流れる音の基本として、U→X→Tのレ→シ→ドを最初に知った。これをレ→ソ→ドにしたりファ→ラ→ドにしてみたりの試行錯誤を自己流にやっていたが音楽にならない。疲れ始めた頃にフレーズ集を入手した。救われたが、同時に自分では決して思いつかないフレーズの音並びを見て、つくづく才能の欠如を思い知らされた。嘆いたら「誰でもそうだ。だから学び覚えるのだ」と慰められた。それはいいとして、U→X→Tのフレーズ練習を3年〜5年目にやみくもに練習してみたが、実践では「何の役にもたたなかった」。最初から「アドリブ中に自然に覚えたフレーズが出るのは無理」との助言により、書きアドリブにしてフレーズを継ぎ接ぎしてみたが、音楽にはならず難儀をした。それでも「それが練習」と示唆されて続けてみた時期もあったが。所詮音楽的でない作業は長続きしない。特に初心者のときは「自分が音楽的でない」と思う練習を「練習のための練習」と割り切ることはなかなか難しかった。現在は「運指の練習・記憶の徹底だ」と割り切って「フレーズの継ぎ接ぎ練習」を楽しくやっている。無私の世界(バカになって)でする練習は「音楽の練習の中では楽な行為だ」と覚えた。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月16日記
NO48 コード進行の音の流れを考える その2 ノートの説明をする
6年〜8年目 U→X→Tのフレーズ練習でもがいていたときに「コード進行の中に隠れている音のつながりを考えてみよう」との指導を受けた。「U→X→Tのフレーズ練習に近いようで違う。自分の頭にイメージする「大きくてメロディカルなライン」だ。まずは全音符で一小節単位で音を並べてみて、次に2分音譜、4分音譜と細かくしてみる。最初に下降半音階で総てのコード進行を説明してみた。それまで覚えていたスケールで総ての音が説明できた。分かりにくい言い方だが、下降半音階のノートがコードに対してテンションノートであろうがナチュラルであろうが、その音に対するスケールは必ず説明が出来る。即ちそのノートを中心にフレーズを創ることが出来る。スケールでなくともアプローチ・ノートとして理解しても良いし、単なる響きとして「置いておきて」もよい。コードに対するノートの自分なりに説明を付けてフレーズを創っていく作業は楽しかったし急速にマスターできた。それまでのスケール練習等が一挙に役立った印象だった。練習も楽しく「気が付くと何時間もたっている」ということもあった。「コードに対するノート説明と解決」の練習方法はとても有益でアドリブの幅を広げてくれた。ただ私は音痴なので「音(響き)を記憶すること」が出来ない。従ってノートの説明は付けられるが、一方で「その説明(スケール)に従ってないと解決が出来ない」ことも練習の過程で分かった。その結果「間違いなく次へ解決が出来て破綻をなくすること」を命題にして「危ない橋は渡らない」癖が付いた。ドレミのスマイリー誕生だった。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月16日記
NO49 コード進行の音の流れを考える その3 サウンドを覚えよ
14年〜現在 ドレミのスマイリーを自称していた。有名ジャズピアニストの集団レッスンを受けた。「教えられたとおりに弾いているね。同じことの繰り返しジャン。よく飽きないね。私なら飽きてもうピアノを辞めている」と指摘された。指弾なのだろうが「教えられたとおり弾いている」という言葉は私にとって賞賛だった。「自己流で学んできたけど教則にのっとっているらしい」という安心だ。「飽きる」は感じないではないが、アマチュアは飽きるほどにピアノを弾く時間はない。だから飽きてはいないのだが、変化のない自分のピアノは寂しいとは思っていた。指導は「サウンドを覚えよ」の一語だった。「コードに対してこのノートはどう響くか、コードに対して、この2和音はどう響くのかを記憶せよ。そのサウンドの記憶の連続がメロディーとなりハーモニーを創造する。3年間毎日この作業を繰り返しなさい。そうすれば「3年後には全く違ったピアニストになるでしょう」という指導だった。そうだろうと思う。サウンドを記憶する能力が備わり、3年間という時間があり、その間自分の感性が間違った方向に向かわない才能を有していれば、きっと新天地が3年後にあるだろう。しかしあまりにも危険だ。不快なサウンドを垂れ流すようになるかも知れない。一般的な感性を失い唯我独尊の音楽世界に突き進むかも知れない。唯我独尊の世界が他人に受け入れられたときは才となり、拒否されたときは暗愚となる。功を得た人の助言はしばしば成功者の傲慢が匂う。というような底意地悪い見方も出来ないではないが、真実と私は思う。もう一度コードに対するノートのサウンドを確かめて、ハーモニーをイメージしながらメロディーラインを創っていく。そういう作業を楽しんでみようかなと思っている。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月16日記
NO50 選曲ー歌ものとインストものー
9年〜現在 ジャズ曲に「歌もの」と「インストもの」があると知った。Take A TrainやSatin Dollは「インストもの」でOn The Sunny Side Of Streetは「歌もの」とされるのは曲が出来たときの由来による。が、「それだけではない違いがありそうだ」と感じた。On The Sunny Side Of Streetをテンポ240で演奏するのは素敵でなさそうだしDona Leeを120で演るのはためらわれる。また、アドリブをするときになんだか自由度に差がある(あるのだろう)ように感じる。アドリブもいくばくかテーマに拘束される。両者をアドリブしてみて某か生じる違いを感じて「歌もの」と「インストもの」を意識した。インストものはテーマそのものが技術的に難しい曲が多い。Dona LeeやJoy Springはテーマ練習だけで往生した。インストものでテーマをアレンジすることはアマチュアの場合は珍しい。「歌もの」は楽譜上は簡単な曲が多く、むしろシンコペーションしたりハーモニーを考えたりと「テーマをピアノで歌うこと」に心を配る。などなど両者を弾き分けを9年目頃から意識し始めた。
私の弾けるインスト曲は実に少ない。インスト曲を意識して選択し始めてからまだ4年程と短いこと、技術的な困難さ、それに「歌もの」が好きなことなどが理由だが、最近は「上達のステッピングとして大切」と意識して出来るだけ多く取り上げるように心を置いている。バラッドではRound MidnightやI Remember Clifford、バップはAnthropologyやOleo、ハードバップはJorduやJoy Springなどだ。両者の違いを意識したことによって「ジャズがより面白くなった」と思う。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月16日記
NO51 テンポ・アップ  その1 テンポ140まで
1年〜5年 初心者は速く弾けない。だからピアノの場合、初心者はたいていバラッドから始める(私の場合はAgain、循環コード曲というのも要素)。その次がテンポ90程度のワルツ(Tenesy waltzなど)で、その次が120のスウィング(On The Sunny Side Of Street)というのが常道かな?。私は2年目終わりにワルツを飛ばしてテンポ120のSwing(No Problem)のコピー譜で本格的な練習を始めた。コピー譜でテンポ120が弾けることと、アドリブで弾けることとは雲泥の技術力の差がある。これに気付かない人が多い(私もそうだった)。コピー譜でテンポ120がやっとのひとは、アドリブではテンポ80程度が精一杯だろう。メロディーラインを思いついてすぐにそのフレーズが弾ける技量は5割り増しが必要と思う。右手の運指だけではなく、左手のバッキングもリズムカルに弾く技術もテンポが速くなると難しい。3年目でテンポ140でアドリブが弾けるようになったが、それから7年目までの4年間テンポは上がらなかった。技術の問題以前にテンポに感覚が追いつかず、テーマですら180になると弾けなかった。その一方でテンポ140までのテンポ・アップは意識して特別な練習をした記憶はない。練習しているうちに自然と速いテンポに乗れるようになった。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月16日記
NO52 テンポ・アップ  その2 テンポ180まで
8年〜12年 5年目にC Jam Bluesのコピー譜にとりかかってテンポ130で弾こうとしたら、遅すぎてダルイからテンポ160まで上げて弾くように指示された。苦労したが、コピー譜を160で弾けるようになったのに勇気づけられてアドリブでも160で弾いてみようと試みた。全く弾けない。テンポ140なら弾けた。その間3年間すこしづつテンポは上がったが、160が壁になった。
C Jam Blues以降はコピー譜はやめてフレーズ練習と2段譜練習に打ち込んだ。ふと、テンポ180〜200のコピー譜をやってみようと思いついた。曲はHave You Met Mrs.Johnsだった。8分音譜が中心の譜面だったがたいへん難儀した。なによりテンポ感の維持が難しかった。コピー譜を160で弾けるようになってから200に上げるまでに2ヶ月・60時間の練習量が必要だった。2拍・4拍のメトロノームで弾けるようになるには更に1ヶ月の時間がかかった。
2拍・4拍のメトロノームで200のコピー譜が弾けるようになって、しばらく後にテンポ160が楽になった。その後4年間でテンポ180まで徐々テンポアップした。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月16日記
NO53 テンポ・アップ  その3 テンポ200以上
13年〜現在 13年目にテンポ200に挑戦した。コピー譜はやっていない。3小節程度のU→X→Tフレーズを楽譜に貼り付けて練習した。弾く技術的稚拙による遅れもあるが、それ以上に休符を正確に数えることが難しい。1拍毎をカウントすると慌ただしく2拍・4拍で感じることが必須だが、弾いているときよりむしろ休符で遅れる。感覚が追いつかず心が疲れる。休符を無意識に正確にカウントできないと大きな流れを捉えることは出来ない。2001年4月頃に220までテンポを上げたが、以後はどんどん遅くなっている。いまは200が限界か?。あまりにも非音楽的なので客のいる店では練習しがたい。このままでは「Fast Swingの世界を私は生涯味わうことは難しい」かもしれない。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月16日記
NO54 テンポ・アップ  その4 まとめ
1年〜現在 テンポ140までは特に意識することなく、メトロノームで速く弾く練習をすることで自然にテンポ・アップできた。140以上は160のコピー譜を弾けるようになって、その後徐々に160までテンポアップした。160以上はテンポアップを目指す明確な意志をもって200のテンポをコピー譜で練習して始めて会得できた。200以上は自分だけの練習ではなかなか難しそうだ。もちろん個人の早弾きの技量の修得が第一義だが、テンポ240という世界に感性が慣れることが必要と推定される。自経験から推論してみたい。通常人体は安静時心拍数は60、運動時120、動悸180だ。180以上の心拍は「心臓が破裂しそう」という状態だ。だから240の心拍数が長時間継続する経験は自然にはない。人体の生理にはないテンポだと言える。心拍数からの考察すれば、テンポ120〜140までのリズムは生理の中に収納されているので、技術の向上とともに自然にテンポを修得できる。160〜200は動悸状態だから少々の強制的な訓練が必要だが、誰でも修得できる範囲だ。テンポ200以上は生理にはないテンポなので、意図的・強制的に獲得しなければ得ることはできない特殊技能だと言える。心拍数との関連に自分の経験を加味して、テンポ・アップの段階を考えてみた。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月17日記
NO55 ダイアトニック・コード
2年〜4年 テーマ楽譜に出てくるコードをとりとめなく覚える時期が終わって系統的にコードを理解して記憶するトレーニングに入った。取り掛かりはダイアトニック・コード。Cのダイアトニック・コードを覚えるのは苦労はなかったし、ダイアトニック・コードはトニック、サブドミナント、ドミナントに機能が分化しているのは理解できた。理解は出来たが、意外に苦労したのは同じ機能のコードのサウンドの違い(または同一性)を耳で覚えることだった。キーCでC→Am7→Dm7→G7の循環の場合、C→Am7の左手をC(E・A・D)→Am7(G・B・C・E)と抑えるとサウンドの流れが掴めなくなった。またポップス系で多用されるC→Am7→F→G7の循環に慣れていた耳は、FがDm7に変わるだけで違和感を覚えた。今は逆にFとDm7の違いをあまりにいい加減に扱いすぎて、ポップス系の伴奏のときに曲とのマッチングを壊す傾向にある。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月20日記
NO56 ダイアトニック・コード その2
2年〜12年 T・Vm7・Ym7はトニックという同じ機能と覚えてコード理解が自由になったが、一方でYm7とT6(Am7とCMaj6)との区別がいい加減になった。ポップス系の楽譜ではC→Em→Am→G という風な表記が少なくない。これを「C→CMaj7→CMaj6G7と変えても機能的には変わりない。クリシェだ」と決め込んだり、「C→Em7→Am7→G7の表記不足」と判断して、表記に構わず弾きやすいように解釈していた。要するに根音とコードとの関係を無視した理解を続けていた。この時期が10年間もあった。アドリブをするときにはコードの機能の解釈を変えて自由度を高めるのはよいけれど、テーマの表現はコード機能が同じだからと言って勝手に変えると美しく響かない。またアドリブの場合にテーマのコードと変えるならば、予め変更を記載しておいた方が共演者との意志疎通が円滑に出来る。最近はその当たりも留意するよう心がけている。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月20日記
NO57 マイナー・ダイアトニック・コード
2年〜4年

〜現在
フォークソングなどで青春期に憶えていたマイナー3コードはYm(Am)→Um(Dm)→V7(E7)だった。これがジャズを始めてYm(Am)→Zm7♭5(Bm7♭5)→V7(E7)に変わった。サウンドの違いにしばらく戸惑ったが半年程で慣れた。しかしマイナー・ダイアトニック・コードは今でもうろ覚えだ。マイナー曲のキーはメジャー以上の不自由している。出来るのはAm、Cm、Dm、Fm、Gmの5キーだ。メイジャーキーの場合はCが嬉しいが、AmよりCm、Fmのほうが弾きやすい。原曲キーもCmFmmが多い。マイナーダイアトニック・コードを憶えていないから、マイナー3コードでないコードが出てくると狼狽える。またテンション・ノートの理解も不充分で変化に乏しい。マイナーは3つのスケールがあるので、それを使い回しして手癖で弾いている感じだ。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月20日記
NO58 マイナー・ブルース・スケール
2年〜3年

13年〜現在
つい最近、マイナー・ブルース・スケールという私は聞き慣れないスケール名を聞いた。AmでA・C・D・E♭・E・G・Aの音階だ。D・E♭・Eは半度で続くのでスケールというのかどうか疑問なのだが、「あり」なのだそうだ。実は青年期にギターでフォークやロックをしていたときに、この音階を繁用していた。青年期にはブルースとは「このマイナー・ブルース・スケールだ」と信じていた。ジャズを始めてから「ジャズ教本のマイナースケールにこのスケールがない」ことと「この音並びを繁用すると歌謡曲っぽくなる。バカにされる」との思い入れが起こり、頑なに捨て去った。意固地になって弾かないように心がけていた(実はフレーズがなくなると自然に出てくるので困っていた)。マイナー・ブルース・スケールという命名はなんだか日本的だけれども「名前がある」と聞いて、自分だけが思い込んでいた「間違った音並びではないのかもしれない」と嬉しく解放感を味わった。現在でもまだマイナー・ブルース・スケールというスケールの存在には疑問をもっているのだが、どうなんだろう。最近時々使って便利している。
Smiley(^-^)Tama 2002年12月20日記
「周りのサウンドをよく聴け」という助言の真実と不誠実
Smiley(^-^)Tama 2002年12月20日記
複合リズムのフレーズ練習
Smiley(^-^)Tama 2002年12月20日記